PR

カメムシの死骸の処理方法|虫嫌いが行き着いた安全な捨て方【掃除機NG】

虫対策

こんにちは、やまエイト編集部のエイトです。

朝、玄関のドアを開けたら、床にカメムシの死骸。
数あるカメムシ対策の中で、私がいちばん精神的にくるのがこの死骸処理です。近づくだけでも時間がかかってしまう作業なんです…。私以外にも、同じ人いますよね?

ほかの虫の死骸なら、ほうきとちりとりで集めて捨てれば済む話です。でもカメムシだけは別格。下手に扱うと、死骸でも強烈なニオイが出ます。だから、ニオイを出させないやり方で進める必要があるんです。

この記事では、虫嫌いの私が失敗を重ねた末に落ち着いた安全な処理手順と、実体験から言える「やってはいけないこと」をまとめます。私はこの失敗で掃除機を1台買い替えるという高い勉強代を払っているので、同じ時間とお金の無駄を出してほしくないんです。

先に結論からお伝えします。

【この記事の結論】

カメムシの死骸処理の基本は、次の3ステップです。
①触る前に、少し離れて生死を確認する
②ゴム手袋+ティッシュで、包むように取る
③ビニール袋に入れて口を縛って捨てる
(数が多い日は、袋をかぶせたちりとり+ほうきでまとめて回収)

そして絶対にやってはいけないのが掃除機で吸うこと。私は一度(生きた個体相手に)やって、最終的に掃除機を買い替えることになりました。顛末は本文で。

カメムシの死骸処理の手順【3ステップ】

使い捨てゴム手袋

結論から言うと、使う道具は次の2パターンです。

数が少ないとき:ゴム手袋・ティッシュ・小さいビニール袋の3点セット
数が多くて1匹ずつでは大変なとき:袋をかぶせたちりとり+ほうき(後述)

私が玄関や家の前の地面で見つけたときも、この使い分けでやっています。

STEP1:触る前に、少し離れて生死を確認する

いきなり手を伸ばすのはおすすめしません。動かないからといって、死んでいるとは限らないからです(これで一度ひどい目に遭いました。詳しくは後述します)。

まずは少し離れた位置から数十秒観察して、脚や触角が動かないかを確認してください。まじまじ見るのは正直かなり気持ち悪いですが、数十秒のことなので我慢しましょう。もし生きていた場合の対応は、後半の「死んだふり」の章で説明します。

STEP2:ゴム手袋+ティッシュで、潰さないようにつかむ

生きていない確信が持てたら、ゴム手袋をはめ、ティッシュを厚めに重ねてふんわり包むように取ります。力を入れすぎて潰すと、死骸でもニオイが出ることがあります。「つまむ」ではなく「包む」の力加減がコツです。ティッシュが薄いと感触が伝わってくるので、ケチらず厚めに重ねてください。

ちなみに、掃除用のトングで取っていた時期もあります。ただ、トングは力加減の調節が難しく、よくニオイを出させてしまっていました。おまけに脚や触角などの細かい部品が近くに散乱して、結局ティッシュで拾い直す二度手間に。それ以来、手袋+ティッシュに落ち着いています。

手袋はキッチン用でも使い捨てでも構いませんが、処理中にうっかり虫に触れてしまったり、ニオイがついたりすることを考えると、使い捨てが気楽です。ちなみに私が使っているのは、生肉や魚を調理するときや掃除用に常備している使い捨ての天然ゴム手袋です。細菌など目に見えないものへの不安が減りますし、素手との間に一枚あるだけで、作業への心理的ハードルも目に見えて下がります。

購入する場合はS・M・Lのサイズ展開があるので、自分の手にフィットするものを選んでください。参考までに、私は最初、小さくて入らなかったら困るので、服を選ぶ感覚でいちばん大きいLを取ったのですが、ぶかぶかで逆に使いにくかったです。ゴム製で伸びるので、ぴったりか少し小さめが正解です。私はMに変えてちょうど良い感じに落ち着きました。

虫の死骸の処理から掃除、料理まで幅広く使えて、洗わずに使い捨てられる楽さもあるので、家にストックしておくのがおすすめです。

▼私が使っているのはこれ。使い捨ての天然ゴム手袋(パウダーフリー)

STEP3:ビニール袋に入れて口を縛り、燃えるゴミへ

ティッシュごと小さいビニール袋に入れて、口をしっかり縛ってから捨てます。袋を縛るのはニオイ漏れを防ぐためです。ゴミの分別は自治体のルールに従ってください(多くの地域で虫の死骸は燃えるゴミ扱いです)。

数が多い日は「袋をかぶせたちりとり」+ほうき

大量に落ちている日は、1匹ずつ相手にせず、ほうき+ちりとりでまとめて回収します。

ここで私のやり方をひとつ。ちりとりにビニール袋を裏返しにかぶせて装着しておくんです。

集め終わったら、袋を表に返しながらちりとりから外せば、死骸に一切触れないまま袋だけが残ります。あとは口を縛って捨てるだけ。さらに私は、ほうきの先にも袋をかぶせています。ほうき自体へのニオイ移りを警戒してのことです。ニオイ対策と手間の削減を兼ねた、失敗を重ねてたどり着いた形です。

場所別のコツ(床・地面・サッシの溝)

私がよく死骸を見つけるのは玄関の床と家の前の地面で、ここは上の3ステップがそのまま使えます。

編集部で調べていると、「窓のサッシの溝に入り込んだ死骸」に悩む声も多く見かけました。指もティッシュも届きにくく、掃除機を使いたくなる場所ですが、前述のとおり掃除機はNG。

割り箸でつまむ、厚紙をちりとり代わりに差し込んでかき出すといった方法が紹介されています。かく言う私も、手が届きにくい死骸には割り箸を使ったことがあります。使った箸はそのまま袋へ入れて捨てられるので合理的です。

やってはいけない処理と、失敗したときのリカバリー

NGのイメージ

結論から言うと、NGは次の3つです。

①掃除機で吸う

②袋を持たずに取りに行く

③素手で触る・潰す

何度も失敗してきたお恥ずかしい話ばかりですが、同じ失敗をする人を出さないために書きます。

NG1:掃除機で吸う——掃除機を買い替えた話

手を触れずに処理できるので一見良さそうですが、絶対にやめてください。私の最大の失敗談です。

初めて家の中でカメムシに遭遇したとき、近くに殺虫スプレーはありませんでした(そもそも当時は、カメムシ専用のスプレーがあることすら知りませんでした)。素手で捕まえるなんて怖くてできない。それで思いついたのが掃除機です。

結果、吸うこと自体はできました。処理完了——と思ったのも束の間、ここからが地獄でした。

ニオイが掃除機の排気を通じて家中に充満。換気してもなかなか消えず、芳香剤と消臭スプレーを家中に吹きまくる羽目になりました。

その日のうちに、外せるパーツは全部洗いました。正直まだニオイが残っている気はしたのですが、部屋自体の臭いに、吹きまくった芳香剤と消臭スプレーの香りまで混ざって判別がつかず、「十分取れただろう」と判断して掃除機をしまいました。

さらに数日後。掃除をしようと掃除機を動かしたら、またあのニオイです。洗ったはずなのに残っていました(ホースの中は洗い方が分からず手つかずだったので、今思えばそこから匂っていたのかもしれません)。調べて空運転なども試しましたがダメで、最終的に泣く泣く買い替え。当時最新のサイクロン式に変えたばかりだったのに、です。高い勉強代でした…。

もし吸ってしまった場合は、ダストカップや紙パックの中身をすぐビニール袋に密封して処分し、窓を開けて換気しながらしばらく空運転すると、ニオイの抜けが早くなるとされています。ただ、私はそのどれも試してダメだった側の人間なので——そもそも吸わないのが本当に一番です。

ちなみに、部屋にニオイが充満していると、部屋が臭いのか掃除機が臭いのかの判別がつかなくなります。先ほども話しましたが、私はこれで見誤りました。掃除機だけ別の部屋か外に持ち出して確認すると確実です。

NG2:袋を持たずに取りに行く

地味に、しかし深く効いた失敗がこれです。

ある日、袋が手元になく、面倒くさがってティッシュだけで死骸を取り、家のゴミ袋置き場まで運ぼうとしました。その途中、不運にも肘を部屋の柱にぶつけて、落としました。まぁ、自分の不注意なんですが。

さらに悪いことに、落とした拍子に脚だか触角だかの細かい部品が床に散らばりました。掃除機は前述のトラウマで使えません。ガムテープとコロコロ(粘着クリーナー)で必死に回収しました。よりによってカーペットの上だったので、最後はカーペット自体を丸洗い。袋をケチったばっかりに、倍以上の時間をかける羽目になりました。

「急がば回れ」とはまさにこのことです。それ以来、「手袋・ティッシュ・袋」を全部そろえてから死骸に向かうようにしています。取ってから捨てるまでを、その場で完結させてください。

NG3:素手で触る・潰す

潰す人はまずいないと思いますが、当然論外です。そして素手で触るのも避けてください。

カメムシのニオイの正体は、トランス-2-ヘキセナールというアルデヒド類の成分で、油に溶けやすい性質があります(出典:ペストコントロールの基礎知識 第21回|鵬図商事)。素手で触れて皮脂になじむと厄介なので、直接触れないのが第一です。

誤って触れてしまった・潰してしまったときのニオイの落とし方も調べたので、お伝えします。

ニオイが出てしまったときの落とし方

ポイントは、ニオイ成分が水より油に溶けやすく、揮発性が高いことです。この2つの性質から、対処法が決まります。

手についた場合は、油汚れに強い界面活性剤入りの食器用洗剤で洗うと落としやすいとされています(前出の鵬図商事の解説より)。サラダ油やクレンジングオイルを先になじませてから洗う方法や、重曹・セスキ炭酸ソーダなど弱アルカリ性のもので消臭を狙う方法も紹介されています。

床や壁についた場合は、中性洗剤を含ませた布で拭き取り、しっかり換気を。そして最後の砦は時間です。ニオイ成分は揮発性なので、時間が経てば揮発して消えていきます(遅くとも1週間程度とされます)。一生この手のままではない、というのがせめてもの救いです。当時この情報を知っていたら、掃除機を買い替えずに済んだかもしれませんね…。

「死んだふり」に注意——生死の見分け方

カメムシ

先に結論を言うと、「動かない=死んでいる」ではありません

私は以前、死骸だと思って処理しようと近づいたカメムシに、目の前で飛ばれたことがあります。自分でもびっくりするくらいの悲鳴が出ました。心臓に悪いどころの話ではなく、しばらくは玄関を通るたびに床を警戒する日々でした。

調べてみたところ、カメムシは刺激を受けると脚をたたんで落下し、死んだように動かなくなることがあるようです。いわゆる擬死ぎし(死んだふり)と呼ばれる行動です。あのときのアイツも、死んだふりだったのかもしれません。

見分けの目安はこうです。

  • 脚が縮んで裏返っている+数十秒観察して動かない → 死んでいる可能性が高い
  • 脚が伸びて姿勢が保たれている・触角がわずかに動く → 生きている前提で対応

ティッシュでいきなりつかみに行く前に、ほうきの先や靴でそっと数回つついて、じっと観察するのがおすすめです。このとき、飛ぶ可能性も考慮して、すぐ離れられる体勢で。もちろん、虫が平気な人は観察に時間をかけず、ぱっぱと片付けてしまって構いません。

とはいえ最終的には、「生きているかもしれない」前提の装備(手袋+袋)で臨むのが正解です。

もし生きていた場合は、無理に捕まえず、ティッシュ越しにそっと包んで外に逃がすのが安全です。

「逃がす余裕なんてない」という方は、カメムシ用スプレーで動きを止めてから処理する手もあります。カメムシ用の製品は駆除と忌避きひを兼ねたタイプが多く、私が玄関の予防に使っているのもこの両用タイプです。

▼私が玄関で使っている駆除・忌避両用のカメムシスプレーはこちら

死骸処理を減らす一番の近道は「玄関に来させない」こと

夜の玄関灯

ここまで処理の話をしてきましたが、身も蓋もない本音を言うと、いちばん効くのは死骸処理の回数そのものを減らすことです。

私の場合、カメムシ用の忌避剤スプレーを玄関まわりに使い始めてから、カメムシとの遭遇自体が明らかに減りました。遭遇が減れば、死骸処理の回数も自然と少なくなります。処理のたびに時間と気力を割かずに済むようになるので、精神衛生上も本当に良いです。

玄関のカメムシ対策の全体像は、効かなかった対策と効いた対策を分けて、こちらの記事に全部まとめています。下のカードからどうぞ。

玄関にカメムシが大量発生するのはなぜ?効かなかった虫よけと実際に効いた対策7選
玄関にカメムシが大量発生するのはなぜか。光・暖かい壁・集合フェロモンという3つの理由を公的情報で整理し、忌避剤・玄関灯・隙間封鎖など対策7選を解説。視覚系虫よけが効かなかった私の実体験も正直にまとめました。

カメムシの死骸に関するよくある質問

よくある質問のイメージ

Q. なぜ朝の玄関に死骸が落ちているの?

カメムシは夜の明かりに引き寄せられる習性があるためです。夜のうちに玄関灯へ集まった個体が、朝になって床や地面に落ちている——うちの玄関にも心当たりしかありません。

つまり死骸が落ちている玄関は、カメムシにとって「夜の集合場所」になっている可能性が高いということ。玄関灯まわりの対策を強くおすすめします(詳しくは前述のカードの記事で)。

Q. 死骸を放置しておくのはダメ?

おすすめしません。虫の死骸はアリなど、ほかの虫を呼び寄せる原因になるとされています。カメムシより対策の難しい虫を招き入れてしまっては本末転倒ですし、鳥がついばみに来てフンで汚れるという二次被害の例も紹介されています。

私も放置したことはありません。気は重くても、早いほうが結局ラクです。

Q. トイレに流してもいい?

調査していると、流す方法を紹介している記事もいくつか見かけましたが、私はやりません。理由は前述の擬死です。死んだと思って便器に落としたカメムシが、水面で動き出した場面を想像してみてください。私は想像しただけで無理でした。袋に密封して捨てるほうが、確実で気持ちも穏やかです。

Q. 秋じゃないのに死骸が出るのはなぜ?

カメムシは秋に越冬場所を探して建物へ集まり、壁のすき間やサッシの奥などで冬を越します。その越冬個体が、途中で力尽きたり、春先に暖かさで動き出して息絶えたりするため、冬や春にも死骸が見つかることがあるとされています。

また、近年は大量発生の年が続いていて、夏のうちから見かけることも増えました。私も今年は、夏の時点から出先などでよく見かけます。「こんな時期に?」という死骸は、家のどこかに入り込まれているサインかもしれません。すき間対策を見直すきっかけにしてください。

Q. ゴム手袋がないときはどうすれば?

ビニール袋を手袋代わりにする方法が便利です。袋に手を入れて死骸をつかみ、袋を裏返しながら包み込めば、そのまま口を縛って捨てられます。手袋・ティッシュ・袋の3役をビニール袋1枚でこなせるので、外出先や急ぎのときにも使えます。

なお、素手だけは本当におすすめしません。手にニオイがつくと落とすのにひと苦労で、その日一日、嫌な気分を引きずるはめになります。ゴム手袋は「付け得」です。

Q. 毎朝のように死骸が出る。全部拾うのは無理…

大量に出る時期は、1匹ずつの丁寧な処理はあきらめて、前述の袋をかぶせたちりとり+ほうきでまとめて回収で構いません。私も多い日はそうしています。

そして毎朝続くようなら、それは処理の問題ではなく玄関が呼び寄せている問題です。その都度対処するのではなく、事前の根本対策で元から断ちましょう。先ほども触れましたが、忌避剤と光対策を含めた玄関対策の全体像はこちらの記事にまとめています。

まとめ:手順が決まっていれば、心の負担は軽くなる

【この記事のまとめ】

・処理の基本は「生死確認→ゴム手袋+ティッシュで包む→袋を縛って燃えるゴミ」の3ステップ
・数が多い日は、袋を裏返しにかぶせたちりとり+ほうきでまとめて回収
掃除機は絶対にNG。ニオイが家中に広がり、最悪の場合は買い替えになる(実体験)
・「動かない=死んでいる」ではない。擬死(死んだふり)があるので、生きている前提の装備で
・ニオイ成分は油に溶けやすく揮発性。食器用洗剤で洗い、あとは時間が解決してくれる
・死骸の放置はほかの虫や鳥を呼ぶもとになるので、早めに処理する
・根本対策は玄関に来させないこと。忌避剤で遭遇自体を減らすのが一番ラク

死骸処理は、正直、何度やっても慣れません。それでも手順と道具が決まっていれば、覚悟を決めるまでの時間は確実に短くなります(実際、短くなってると思っています!)。

そして、処理がうまくなるより、処理しなくて済む玄関にするほうがずっと幸せです。カメムシの本番は秋ですが、近年は夏から出ます。シーズンが本格化する前に、玄関の守りを整えておきましょう。

▼根本から断って、死骸処理をできるだけしない毎日に。私の主力カメムシ忌避剤はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました